●草加勝 亜細亜大 右
・細身から直球と大きな変化球を投げ分け圧倒的な成績を残す。大学JAPAN選出。B+(6/21)
・アメリカ遠征、壮行試合の使われ方から評価が高いと受け取れる。秋も抑えれば上位確定か。B+(8/29)
・秋リーグ2周目初戦の中大戦は8回1失点。初回に先制されて8回逆転まで粘った。凄みは無いが直球も変化球も低目に切れて数字と指標の良さが理解できる投球だった。B+(9/18)
・10/11青学相手に完封。レベルの高い相手に最後まで結果を出し続けたのはもうケチのつけようがない。それだけ良い投手だということ。A(10/12)
東都7人衆の1人。
2巡目候補に挙がることが多かった印象で、私自身も直前の予想で度会を獲得して2巡目で残っていればと2巡目候補の筆頭に挙げた投手です。
蓋を開ければ2度目の入札で、野手が欲しいと思われていたロッテと競合。
それだけプロの評価が高かった。
1番人気だった常廣、武内と成績や指標では負けていなかったし、スタミナに関しては専修大の西舘と共にトップの評価でした。
先発としての即戦力性はナンバーワンと言っても過言ではないでしょう。
安定感があり過ぎるから故に、天井の高さが先述の2投手と比較して劣る印象でしたが、身長もあって何よりスタミナが証明されています。早速テレビで共演した山本昌さんも体を見てまだまだ伸びしろがあると太鼓判を押していました。
この時期だから当たり前ですが、今は期待しかありません。
繰り返しますが、今年の戦国東都リーグで文句の無い数字を叩き出した投手です。
MAX152キロ、常時140台後半のストレートと切れのいいスライダーはもう近年の上位候補としてはマスト。
加えて、草加の武器は落ちる球。ツーシームだそうですが、カウント球にも使えるし勝負球にも使えていて、何より左打者の外角低目に落とすのが効果絶大。そこの直球とのコンビネーションだけでも抑える絵が浮かぶのは強味です。
さらに加えて、近年あまり見なくなった大きなカーブも持っています。さすがに腕が緩むように見えますが、その難しさが近年見なくなった理由でしょう。力感の無い綺麗なフォームだからこそ操ることができているのだと思います。これも磨けば大きな強み。山本昌さんも投げ続けて欲しいと本人に伝えていましたね。
近年なかなか見なくなった完封。
プロ相手でもそれを早く達成してくれる期待をもって見ていきたい投手です。
あと、ドラフト直前にスポニチのYouTubeで東都のドラ1候補が集まったのがあったのですが、そこで何気に会話を引っ張っていたのが草加だったのが印象に残っています。
まずは、怪我をしませんように。
即戦力投手が溢れていた今年のドラフトで、ドラゴンズの上位指名はそのカテゴリーから1人だけですからね。
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